tremolo

はまったらもう、抜け出せないのです。

華やかなこの世界で愛や夢と希望を振りまいて

誰も望んでいなかったであろうあの発表から4日が経ちました。いろいろな方がそれぞれの思いを吐き出しているのを読んできました。

外野ではありますが、自分の気持ちを整理したくてこの場所に書き留めておきたいと思います。あくまで嵐とV6を応援しているわたしの考えていることですので、不快に感じるかもと思った方はすぐにブラウザバックをお願いします。

 

 

 

あの日、わたしはバイトでリアルタイムでは番組を見ることができませんでした。21時頃、休憩でtwitterを開いたときに飛び込んできたのは「V6がバク転した」という事実のみで。TLをさかのぼる余裕もなかったので、はやく帰宅したい、楽しみだ、という感情を持ちました。

24時すぎに帰宅してTLをさかのぼったとき、少しの異変に気づきました。そのときのTLに直接的な表現はなく、「なんか嫌な予感がするな」程度。その後トレンドを見て、事態の大きさを知りました。

 

正直意味が分からなかった。

いつの間にかTwitterを見て泣いていた。

こんなに録画した番組を見たくないと思ったのも、応援しているグループ以外でショックを受けて泣いたのも初めてで、どうしたらいいか分からなかった。

あんなに「KAT-TUNが好き」と言っていた彼が、過去の2度の苦しみを知っているはずの彼が、脱退?退所?なんで?

 

そもそも、わたしは相葉担で坂本担です。彼らのコンサートに行ったことがあるわけでも、昔担当していたわけでもありません。テレビ見てるよシングルなら全部知ってるよ程度の知識で彼らを語ることが浅はかであるのは重々承知しています。

それでも。わたしがジャニーズに興味を持ったきっかけは彼らだから。初めて好きになったのは中丸くんだから。追った期間は短いものではあったけど、いつまでもKAT-TUNと中丸くんは特別なのです。


彼らは、過去に2人を送り出しました。実際は送り出すなんて綺麗なものではなかったけれど。

1度目の彼はやりたいことがはっきりしていたし、留学の時点でなんとなく覚悟はできました。2度目の彼は契約違反ということで怒りはあったけれど、それでも怒れるだけましでした。外野だったからかもしれませんが、1度目も2度目も「仕方ないなあ」となんとか納得することができたのです。

 

そして、できるなら二度と来ないで欲しかった3度目。

その2度の出来事を乗り越えてきたはずの彼が、自らの意思で脱退・退所という道を選んだという事実に胸が締め付けられます。録画した番組を見て、ただただ悲しかった。脱退を発表する彼の眼にはもう迷いなどなく前しか見ていませんでした。

けれど、それ以上にその後映った3人の姿が見ていられなくて。あんなに震えながらもグループを背負って謝罪の言葉を口にする亀、唇を噛みしめるたっちゃん、カメラから目を逸らす中丸くん。こんな未来、誰も見たくなかった。頭を下げる3人に前だけを見る田口くん。ああ、もう元には戻らないのだと感じました。その後のDead or Aliveの中丸くんのあまりの踊れてなさも、KISS KISS KISSの吹っ切れたような田口くんもとっても辛かったです。

 

彼を責めるには何も知らなさすぎる。せめて理由だけは。聞いたからってああそうですかと言えるかはわからないけれど。今はまだ明らかにできない理由があるのかもしれないけれど、ちゃんと自分の口から教えてほしいです。そうじゃないと、わたしは怒ることも応援することもできないよ。

田口くん、大好きなKAT-TUNと3人を、ジャニーズというブランドを捨ててまで手に入れたいものは何ですか。

 

 

正直、KAT-TUNはこれ以上減らないと思っていました。正しくは、ジャニーズのデビューしたグループの脱退・退所は落ち着いたと思っていた、ですが。

何かあるとしたら、それは「解雇」という形での処置だと思っていたし、翔くんの言葉を借りるなら「ステージ上 終身雇用」が当たり前だと思っていました。

でもこれは私たちが望んでいただけであって当たり前ではなかったのかもしれません。判を押さなければいつだってステージ上からいなくなることができるし、デビュー組であってもその選択肢もあり得るんだという事実を明らかにしたんですよね。

 

わたしたちはいつだって、彼らがアイドルで居てくれることを当たり前だと思ってはいけないんだ。

 

 

田口くん、今日はあなたの20代最後の日です。

あなたの目に映ったアイドルとしての世界は幸せでしたか?

残される3人は勿論、30代の田口くんも幸せであることを願ってやみません。

 

 

 

※タイトルは「"悲しいほどにア・イ・ド・ル"~ガラスの靴~」三宅健